本冊子は、筆者が古代史セミナーを実施している中で、講義録を製本化したものです。
古代史シリーズ1読本: 「日本の古代文化とその伝道者」
日本の文化は縄文時代から連綿と続く積み重ねの文化になっています。
現代にも通じる平安時代から江戸時代に至る国風文化を知って古代を学ぶことで
日本の文化の理解が深まります。
十数年前に大学での講義のために記紀を読みました。その時の素人の観点で
古代史の素人の方に向けてまとめてみました。
記紀による日本の歴史は高天原の神話の世界、天孫降臨から始まる
天皇の国家づくり、大和朝廷から奈良までの経緯を神々と天皇の施策で
記述されています。記紀を読み解くには、この流れを把握することが必須です。
当冊子では主要な神々と天皇を取り上げ古代史の基本的な流れと神々と
天皇の関係を理解します。
神武東征は、初代神武天皇になるイワレヒコ尊が古代大和に政権を立てる
までの国つ神との戦いと鎮撫の行程です。
古代大和政権を創り上げるにかくも苦難の軍旅であったろうと思わせる
東征の行程を通して、記紀の記述と現実にも符合する実在地を検証しながら
「神武東征」を実話として学びます。
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